東芝エコキュートのエラーコード一覧:E系・F系・U系・H系の原因と対処法
目次
※本記事はアフィリエイト広告を含みます。
最終更新: 2026-08-09
- 東芝エコキュートのエラーコードは「E(センサー系)」「F(機器・回路系)」「U(通信系)」「H(過熱保護系)」の4カテゴリに大別できる
- E系コードの一部はリモコン再起動や漏電ブレーカーのリセットで解消することがある
- F系・U系コードは機器内部の不具合に起因することが多く、専門業者への連絡を優先する
- 自分で安全に行える確認は「ブレーカーリセット」「止水栓の確認」「フィルター清掃」「室外機周辺の清掃」に限る
- 修理費の目安は軽度のセンサー交換で1〜4万円程度、ヒートポンプ回路の大規模修理で8〜18万円程度
- 設置から10〜15年が経過し修理費が本体交換費の半額を超えるなら、機器の更新を検討するタイミングになる
給湯器のリモコンに「E03」「F01」といった英数字が点滅し始めると、その日のうちにお湯が使えなくなるのではないかと不安になる方も少なくありません。東芝のヒートポンプ式給湯機は、異常を検知すると英字と数字を組み合わせたコードをリモコン画面に表示し、機器の状態をユーザーへ通知する設計になっています。
エラーコードが表示されたからといって、必ずしも即座に修理が必要なわけではありません。リモコンのリセット操作やフィルター清掃で解消するケースもある一方で、無理に運転を続けると故障が深刻化し、修理費が高額になるリスクもあります。英字プレフィックスの意味を理解しておくと、最初の行動を選ぶ際の判断材料になります。
以下のコード別解説は2026年8月時点の公開情報をもとにしています。機種固有の正確なコード定義は、取扱説明書またはメーカー公式サイトで確認してください。
エラーコードの英字プレフィックスとカテゴリの対応
東芝のヒートポンプ式給湯機のエラーコードは、先頭の英字がカテゴリを、続く数字が具体的な発生箇所や内容を示す仕組みになっています。英字を見た時点でおおまかな原因カテゴリが分かると、次の行動を選びやすくなります。
| 英字プレフィックス | 主な対象 | 一般的な対処の方向性 |
|---|---|---|
| E | 温度センサー・水位センサー系 | リセット操作を試みる。繰り返す場合は業者点検 |
| F | ポンプ・弁・ヒートポンプ回路 | 基本的に業者への連絡を優先する |
| U | リモコンとユニット間の通信 | ブレーカーリセット後、解消しなければ業者依頼 |
| H | 過熱保護・安全装置の作動記録 | フィルター清掃を試みる。繰り返す場合は業者点検 |
エラーコードの詳細な意味は製品の品番によって異なります。本記事に記載している内容はあくまで一般的な傾向です。お使いの機種における正確な意味は、付属の取扱説明書または東芝ライフスタイルの公式サポートサイト(品番ごとのFAQが掲載されているケースがあります)で確認してください。
E系コード — 温度・水位センサーの検知異常
E系コードは、給湯機の各所に設置されたサーミスタ(温度センサー)や水位センサーが通常範囲を外れた値を検知したときに表示されます。センサー本体の劣化が原因のこともありますが、配管の詰まりや冬季の凍結など外的な要因で一時的に発生するケースもあります。
E01:入水温度センサーの異常
給水管から機器に入る水の温度を検知するセンサーが、異常な値を示したときに表示されます。冬季の凍結・配管内の堆積物・センサー自体の経年劣化が代表的な原因です。リモコンの電源を切り、2〜3分後に再起動するリセット操作で解消することがあります。短時間のうちに繰り返す場合は、センサーまたは制御基板の交換が必要になるケースがあります。
E03:ふろ温度センサーの異常
浴槽の湯温を管理するセンサーに関連するエラーです。追い炊き配管(ふろ往き・戻り配管)の詰まりや、循環フィルターの目詰まりが原因となるケースもあります。ふろ循環フィルターを取り外して水洗いし、再起動を試みることは自分で行える確認作業のひとつです。それでも解消しない場合は業者への点検依頼が必要です。
E07:水位センサー・フロートスイッチの異常
貯湯タンクへの給水量を検知するセンサーが正常に機能していない場合に表示されます。給水側の止水栓が締まりすぎている・水道管の水圧が低い・フロートスイッチの動作不良といった原因が考えられます。止水栓が適切に開いているかを確認してみることは、安全に行える点検作業です。
E09:貯湯タンクの水位異常
タンクが規定量を超えて水位が上昇したと検知された場合に出るコードです。排水弁や減圧弁の不具合、あるいは制御系の問題が背景にある場合があります。機器周辺に明らかな水漏れがないかを目視で確認し、水漏れが見られる場合は止水栓を閉めた上で業者に連絡してください。
F系コード — ヒートポンプ回路と内部機器の異常
F系コードは、機器の物理的な部品(ポンプ・電磁弁・圧縮機・ファンモーター)やヒートポンプの冷媒回路に問題が生じたときに表示されます。内部構造に起因するケースが多く、リセット操作では根本的に解消しないことが多いカテゴリです。同じF系コードが2回のリセット後も再表示される場合は、それ以上のリセットを繰り返さずに業者へ連絡してください。
F01:冷媒回路の圧力異常
ヒートポンプユニット(室外機)内の冷媒圧力が規定範囲を外れたときに表示されます。冷媒ガスの漏れや、配管接続部の劣化が主な原因です。冷媒の補充・回収作業はフロン排出抑制法に基づく有資格者のみが行える作業であるため、このコードが表示された場合は速やかに専門業者へ連絡してください。機器を無理に運転し続けると圧縮機の損傷が進む可能性があります。
F03:圧縮機の保護停止
ヒートポンプユニットの心臓部である圧縮機が過負荷や過熱により自動停止した状態です。外気温が極端に低い日に発生することもありますが、繰り返し表示される場合は圧縮機自体の劣化や冷媒量の不足が疑われます。圧縮機の交換は部品費が高額になりやすく、設置から10年以上経過した機器では修理より本体交換が費用面で合理的になるケースもあります。
F04:ファンモーターの異常
室外機に搭載されたファンモーターの回転に問題がある場合に表示されます。室外機の周囲に落ち葉やゴミが堆積してファンの回転を阻害しているケースもあるため、周辺を清掃してから再起動を試みてください。それでも解消しない場合はモーター本体の機械的な故障が考えられます。
F07:循環ポンプ・電磁弁の異常
貯湯タンクとヒートポンプの間で湯水を循環させるポンプや、流路を切り替える電磁弁に不具合が生じたときのコードです。部品内部の固着や異物詰まりが原因となることがあります。機器内部の弁・ポンプ類への接触は専門的な分解作業を要するため、業者への依頼が必要です。
F08:逃し弁(安全弁)の作動記録
タンク内の圧力が規定を超えたときに安全弁が開放した記録です。一時的な現象の場合もありますが、繰り返し記録される場合は減圧弁や安全弁本体の劣化が疑われます。安全弁が正常に閉じられていない状態が続くと水漏れが継続するため、早めに業者へ確認を依頼してください。
U系コード — 通信系の異常
U系コードは、リモコンと貯湯ユニット、または貯湯ユニットとヒートポンプユニット(室外機)の間の通信に問題が生じたときに表示されます。配線の接触不良から、落雷サージによる制御基板のダメージまで、原因の幅が広いカテゴリです。
U01:リモコンと本体の通信異常
リモコン側から本体ユニットへの信号が届かない状態です。リモコンへの配線接触不良・リモコン自体の故障・制御基板の損傷が考えられます。漏電ブレーカーをオフにして2〜3分後に再投入し、改善するかを確認してください。改善しない場合、配線の修復や制御基板の交換は電気工事士の資格が必要な作業のため、自分での修復は行わず業者に依頼してください。
U03:貯湯ユニットと室外機の通信断
機器本体と室外機を結ぶ連絡配線に問題がある場合に表示されます。屋外を通る配線が経年劣化したり、コネクター部分に水が浸入したりすることで発生します。目視で明らかな断線や焦げが見られる場合は、ブレーカーをオフにした上で業者を呼んでください。
H系コード — 過熱保護と安全装置の作動記録
H系コードは、機器の安全装置(過熱保護回路)が作動したことを記録するコードです。一度表示されても運転が再開できる場合がありますが、繰り返し表示される場合は原因となっている状態が続いているサインです。
H01:高温保護装置の作動
タンク内の温度が上限に達したときに安全装置が作動した記録です。浴槽のふろ循環フィルターが目詰まりしていると湯の循環が阻害され、温度が異常上昇することがあります。フィルターを取り外して水洗いし、再起動してください。繰り返す場合は配管内のスケール堆積や、温度調整弁の劣化が疑われます。
同じエラーコードが短期間に何度も表示される場合、一時的な誤作動ではなく部品の劣化や回路の不具合が進行しているサインです。「またリセットすればいい」と繰り返すうちに修理難度が上がることがあります。3回以上の再発を確認したら、専門業者への点検依頼を検討するタイミングです。
エラー表示時の安全な応急対処
- 運転を止める — リモコンの運転ボタンで機器を停止させ、無理な稼働を中断します。
- 止水栓の状態を確認する — 機器周辺の止水栓が開いているか確認します。水漏れが見られる場合は止水栓を閉めてください。
- 漏電ブレーカーをリセットする — 分電盤のエコキュート専用ブレーカーをオフにし、2〜3分後に再投入します。
- 室外機周辺を確認する — 落ち葉やゴミがファンをふさいでいないかを目視で確認し、あれば取り除きます。
- 取扱説明書でコードを照合する — 表示されたコードの正確な意味を取扱説明書または公式サポートサイトで確認します。
- F系・U系コードは業者に連絡する — リセット後も解消しない場合、または最初からF系・U系コードが表示されている場合は専門業者へ連絡します。
- リモコンまたは漏電ブレーカーのリセット操作
- 止水栓の開閉状態の確認
- ふろ循環フィルターの取り外しと水洗い
- 室外機周辺の落ち葉・ゴミの除去
- 取扱説明書や公式サイトによるエラーコードの照合
- 機器内部の分解・部品交換
- 冷媒配管への接触・冷媒の補充(フロン排出抑制法上、有資格者のみ可能)
- 電気配線の修復・交換(電気工事士の資格が必要)
- ガス配管への接触(ガス工事は有資格者のみ可能)
- エラーが出たまま長時間の強制運転継続
修理費の目安と本体交換を検討する基準
主な修理費の目安
2026年8月時点では、東芝製ヒートポンプ式給湯機の修理費は、交換する部品の価格と出張費・作業費の合計で決まります。公開情報をもとに整理すると、以下のような目安になります。
| 修理内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| センサー類の交換(温度・水位) | 1〜4万円程度 |
| 制御基板・リモコンの交換 | 2〜6万円程度 |
| 循環ポンプ・電磁弁の交換 | 3〜8万円程度 |
| ファンモーターの交換 | 3〜7万円程度 |
| 圧縮機の交換 | 8〜18万円程度 |
| 貯湯タンクの水漏れ補修 | 4〜12万円程度 |
※機種・部品の調達状況・施工業者・出張費等によって変動します。複数社から見積もりを取ることで費用の妥当性を確認できます。
交換を検討する目安
設置から10〜15年が経過した機器は、ヒートポンプユニットの主要部品(圧縮機・膨張弁・四方弁)が経年劣化の段階に入ります。この時期に修理費の見積もりが本体交換費の半額を超えるようであれば、機器を更新するタイミングです。
メーカーによる補修部品の保有期間は、一般的に製造終了後10年を目安としており、これを過ぎると部品の調達自体ができなくなることがあります。設置年数が古く、エラーが頻発している機器で修理見積もりを依頼する際は、部品の在庫状況も確認しておくと判断の参考になります。
新しい機種への交換では省エネ性能の向上が期待できますが、光熱費の削減効果は使用環境・家族構成・料金プランによって異なります。具体的な削減額を事前に確約することはできないため、交換を検討する際は省エネ性能よりも機器の信頼性や修繕コストのトータルで判断することが現実的です。
業者に依頼する際に確認しておくポイント
エラーの原因調査・修理・交換工事を依頼する前に、以下3点を事前に確認しておくと費用や作業内容をめぐるトラブルを防げます。
まず、見積もり・出張・診断の各費用が発生するかどうかを確認してください。業者によって費用体系が異なるため、連絡前に公式サイトの記載を確認するか、電話で問い合わせておくことが確実です。
次に、ヒートポンプ式給湯機の工事実績があるかを問い合わせてください。一般の電気温水器やガス給湯器とは構造が異なるため、ヒートポンプ回路の点検・修理には専門知識が必要です。メーカー認定店かどうかも判断の目安になります。
修理後の保証期間と条件については、書面で確認しておくことが後のトラブル防止につながります。保証期間は業者によって3か月〜1年程度と幅があります。依頼時に条件を書面で確認してください。
保証期間内(標準保証は本体1〜2年、ヒートポンプユニット・タンクは3〜5年が多い)であれば、メーカーのカスタマーサービスへの連絡を最優先にしてください。保証書と品番を手元に用意してから連絡してください。
保証が切れている場合や緊急性が高い場合(水漏れが止まらない・お湯が全く出ない等)は、エコキュートに対応した設備業者へ連絡します。「お湯が出ない.com」は全国対応の給湯器トラブル相談窓口として公開情報に記載があり、地域の対応業者を探す入口として利用できます。ヒートポンプ式給湯機の修理対応業者は一般の給湯器より限られるため、複数社に問い合わせて比較することが現実的です。
よくある質問
Q. エラーコードが出ているが、お湯はまだ出ている。運転を続けていいか?
A. 機器によっては、エラーを検知した後もしばらく運転を継続するものがあります。ただし、内部では異常状態が続いているため、そのまま放置すると他の部品への二次ダメージが生じる可能性があります。コードを確認してメーカーのカスタマーサービスへ症状を伝え、修理の緊急度を判断してもらうことが適切な対応です。
Q. 凍結した翌日にエラーが消えた。放置していいか?
A. 凍結による一時的なセンサー誤検知でエラーが表示されることはあります。ただし、凍結が繰り返される環境では配管や弁の経年劣化が進みやすいため、シーズンオフのうちに凍結防止ヒーターの動作確認と配管の保温状況を業者に点検してもらうことで、翌シーズンのトラブルリスクを下げられます。
Q. F系コードが出たとき、リセットを繰り返していいか?
A. F系コードはヒートポンプ回路や内部機器の物理的な不具合を示すことが多く、リセットを繰り返しても根本原因は解消されません。2回リセットを試みても再表示される場合は、それ以上の操作は控えて業者への点検依頼に切り替えてください。無理な運転継続は圧縮機や基板への損傷を広げるリスクがあります。
Q. エラーコードが表示されたら保証は使えるか?
A. メーカー保証期間内(標準保証は本体1〜2年、タンク・ヒートポンプは3〜5年が一般的)であれば、自然故障と認定された場合は無償修理の対象になり得ます。購入時の保証書と品番を手元に用意した上でメーカーサポートに連絡してください。延長保証(有料)に加入している場合は、保証書に記載の条件を事前に確認してから連絡してください。
Q. 取扱説明書にないエラーコードが表示されたらどうすればいいか?
A. 取扱説明書に記載されているコードは、ユーザー側で対処できるものが中心です。記載のないコードはサービスマン向けの内部診断コードである場合があります。品番とコードの内容をメモした上でメーカーのサポートラインへ問い合わせると、コードの意味と必要な対応を案内してもらえます。
Q. 修理後に同じエラーが再発した。保証は使えるか?
A. 修理後の保証期間内(一般的に3か月〜1年)に同じ箇所が再発した場合、無償対応の対象になることがあります。修理時に受け取った作業明細書と保証書を保管しておき、再発時にそれらを提示して業者に確認してください。保証条件は業者ごとに異なるため、修理依頼時に書面で確認してください。
まとめ
東芝製ヒートポンプ式給湯機のエラーコードは、先頭の英字(E・F・U・H)でカテゴリを識別できます。E系はセンサー検知系でリセットが有効なケースもある一方、F系・U系は回路や機器本体の問題が多く業者への連絡が原則です。H系は過熱保護の作動記録であり、フィルター清掃で改善することもあります。
自分で安全に行える確認作業は、ブレーカーのリセット・止水栓の確認・フィルター清掃・室外機周辺の清掃に限ります。冷媒回路・電気配線・ガス配管への接触は法令上有資格者が行う作業であり、機器内部の分解も同様です。
修理費の目安は軽度の部品交換で1〜4万円程度から、圧縮機交換などの大規模修理では8〜18万円程度に達することがあります。設置から10〜15年以上が経過し、修理費の見積もりが本体交換費の半額を超えるようであれば、機種の更新を選択肢に入れることが費用対効果の面で現実的です。
表示されたエラーコードの正確な意味は機種ごとに異なります。取扱説明書またはメーカー公式サイトで品番と照合し、保証期間内はメーカーサポートへ、保証が切れている場合はエコキュートに対応した設備業者へ連絡してください。
編集部おすすめの業者・サービス
公開情報をもとに編集部が評価した、住まいトラブル対応業者と光熱費見直しサービスです。 料金はあくまで目安です。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
こんな人に給湯器の故障・お湯が出ないトラブルで今すぐ見積もりが欲しい人
給湯器の修理・交換専門サービス。見積もりは無料です。
お湯が出ない.comで無料見積もり →※料金・サービス内容は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
こんな人にエコキュートの故障で最短即日の修理対応を探している人
最短即日対応のエコキュート修理・交換サービス。見積もりは無料です。
きゅっとで無料見積もり →※料金・サービス内容は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
こんな人に水漏れ・つまりの修理でどこに頼めばいいか迷っている人
水道トラブルの相談・見積もりができる相談窓口です。
街角水道工事相談所で無料相談 →※料金・サービス内容は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。