エラーコード

パロマ給湯器のエラーコード一覧:原因と対処法

#パロマ#給湯器#エラーコード#お湯が出ない#給湯器修理
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目次
  1. パロマ給湯器の主なエラーコードと対応方針
  2. 900番台が表示されたときの行動
  3. 自分でリセットを試せるエラーコードと手順
  4. ガス機器の修理をDIYで行えない法的な背景
  5. 修理か交換かを費用で判断する基準
  6. 業者への相談と見積もりを進める手順
  7. よくある質問
  8. まとめ:エラーコードの番号から次の行動を決める

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最終更新: 2026-08-09

30秒まとめ
  • パロマ給湯器のエラーコードは「即避難(900番台)」「業者連絡(160・762等)」「リセット試行(111・140等)」の3タイプに分類できる
  • 900・901(不完全燃焼)は一酸化炭素中毒の危険があるため、運転を止めて換気・避難を最優先にする
  • ガス機器の分解・修理・ガス接続は法令上の資格が必要な作業であり、DIYでの対処はできない
  • 製造から10年超・修理費が新品交換費の半額超を目安に、修理より交換を検討する
  • 相談窓口にはパロマのカスタマーセンターのほか、お湯が出ない.com・街角水道工事相談所などネットで受け付けるサービスがある

給湯器のリモコンに見慣れない数字が点滅し始めたとき、「お風呂に入れない」という焦りとともに「このまま使い続けても大丈夫なのか」という不安が重なります。パロマは国内の家庭用給湯器市場で長年にわたり高いシェアを持つメーカーで、2026年8月時点でも多くの家庭で稼働しています。エラーコードが示す緊急度は番号によって大きく異なり、「すぐに避難が必要なもの」から「リセットで回復する可能性があるもの」まで幅があります。番号を正確に読み取ることが、次の行動を決める出発点です。

なお、同じ番号でも機種・製造年によって意味や正確な対処手順が異なることがあります。本記事に掲載しているコードの意味は一般的な傾向の整理であり、お使いの機種の正確な定義は取扱説明書またはパロマ公式サイトのサポートページで確認してください。

パロマ給湯器の主なエラーコードと対応方針

パロマ給湯器に表示されるエラーコードは、大きく「燃焼系」「安全装置系」「センサー・電気系」「不完全燃焼系」の4グループに分けると対処法が判断しやすくなります。

燃焼系(ガスへの着火・燃焼状態に関する異常)

エラーコード一般的な意味初期行動の目安
111点火不良(ガスが着火しない)ガス栓確認、リセット1〜2回
120フレームロッド(炎検知センサー)異常リセット後に改善しなければ業者へ
121燃焼不良業者へ

安全装置系(過熱・高温からの保護装置が働いた)

エラーコード一般的な意味初期行動の目安
140過熱安全装置の作動運転停止・冷却後にリセット
143高温出湯カット設定温度を下げて再起動
632熱交換器の過熱運転停止・冷却後、業者へ

センサー・電気系(検知器・弁・モーター類の異常)

エラーコード一般的な意味初期行動の目安
160ファンモーター異常排気口の状態確認後、業者へ
162排気温度異常換気経路の確認後、業者へ
561水流スイッチ異常止水栓の確認後、業者へ
571水量センサー異常業者へ
762ガスバルブ異常即業者へ(自分での対処不可)

不完全燃焼系(最優先で対処が必要)

エラーコード一般的な意味初期行動の目安
900不完全燃焼検知即運転停止・換気・避難
901不完全燃焼繰り返し検知即運転停止・換気・業者へ
エラーコードの表示形式について

リモコン画面に表示される2〜3桁の数字がエラーコードです。一部機種では「E111」のようにアルファベット「E」が先頭につく形式や、表示ランプの点滅パターンでコードを示す機種もあります。取扱説明書の「エラーコード一覧」または「故障診断」のページを開き、お使いの機種のコードと照合してください。

燃焼系エラーの詳細(111・120・121)

111(点火不良)は、ガスへの着火を試みたが失敗したことを示します。よく見られる原因としては、ガス栓の閉め忘れ・LPガスボンベの残量切れ・一時的なガス圧の低下・電極部の汚れ・点火電極の劣化などが挙げられます。電極の汚れによる誤検知であればリセットで回復することもありますが、電極自体の消耗や電磁弁の不具合であれば部品交換が必要です。

120(フレームロッド異常)は、燃焼している炎を検知するセンサーの不具合を示します。センサー表面の汚れが原因で誤検知するケースと、センサー本体が劣化して交換が必要なケースの両方があります。センサーの清掃・交換はガス系統の作業を伴うため、資格が必要な作業です。

121(燃焼不良)は、ガスに着火はするものの正常な炎が維持できない状態を示します。バーナー部分の詰まりや部品の劣化が原因になることが多く、分解清掃または部品交換が必要です。

センサー・電気系エラーの詳細(160・561・762 等)

160(ファンモーター異常)は、燃焼に必要な空気を送り込んだり排気を屋外に排出したりするファンの異常です。屋外設置の給湯器では、排気口や吸気口が鳥の巣・落ち葉・ゴミで物理的に塞がれることで、ファンに過負荷がかかって検知されることがあります。排気口の外側(屋外から目視できる範囲)に明らかな異物があれば取り除くことはできますが、ファン本体や電気配線の修理は業者の作業です。

762(ガスバルブ異常)は、ガスの流量を制御する弁の故障を示します。ガス系統の内部部品であるためリセットで対処できる性質ではなく、速やかに業者へ連絡してください。ガス栓を閉めた状態で業者の到着を待つのが安全です。

561(水流スイッチ異常)・571(水量センサー異常)は水の流れや量を検知するセンサーの不具合です。単純に元止水栓が閉まっている・断水が発生しているという状況で誤検知することもあるため、まず元止水栓が開いているか、断水情報がないかを確認してください。それでも解消しなければ業者へ依頼します。

900番台が表示されたときの行動

900・901(不完全燃焼の検知)は、給湯器のエラーコードの中で最も緊急度が高いコードです。燃焼後の排気が正常に屋外へ排出されず、室内に一酸化炭素(CO)が漏れ出ているおそれがあることを示しています。

一酸化炭素は無色・無臭で感知できないため、知らないうちに中毒が進行します。軽度では頭痛・めまい・吐き気、高濃度では意識障害・昏睡・死亡に至るリスクがあります。消費者庁や国民生活センターはガス給湯器による一酸化炭素中毒について繰り返し注意喚起を行っています。

900番台エラーが出たときの行動順序
  • 給湯器の運転スイッチを即オフにする(リモコンの電源ボタン)
  • 窓・扉をすべて開けて換気する
  • その場を離れ、屋外で新鮮な空気を吸う
  • 頭痛・ぼんやり感・吐き気がある場合は119番へ連絡する
  • 給湯器は業者が安全確認を完了するまで使用しない

900番台のコードが出た後、リセット操作で表示が消えることがあります。しかし消えたのは「警告の表示」であり、排気経路の詰まりやバーナーの劣化という根本原因は残ったままです。「使えているから大丈夫」という判断は、次の不完全燃焼時に同居する家族全員を危険にさらします。

パロマは2006年に不完全燃焼に関連する大規模なリコールを実施した経緯があり、死亡事故も発生しています。古い型番の機種を使用している場合は、リコール対象かどうかをパロマ公式サイトで型番を入力して確認してください。

自分でリセットを試せるエラーコードと手順

一時的な要因でトリガーされることがある111(点火不良)・140(過熱安全装置作動)・143(高温出湯カット)などのコードは、リセット操作で正常に戻ることがあります。

給湯器のリセット手順(一般的な操作例)
  1. リモコンの運転スイッチを押してオフにする
  2. 給湯器本体のリセットボタン(機種によってカバー内・前面パネル等、位置が異なる)を押すか、リモコンで「エラー解除」に該当する操作を行う
  3. 1〜2分程度待つ(過熱系のコードの場合は5〜10分待って機器を冷ます)
  4. 再度運転スイッチをオンにして給湯を試みる
  5. 同じコードが再び表示された場合は操作を中止し、業者へ連絡する

リセットが有効になりやすい状況の例:

  • 断水・水圧低下が起きていた直後に111が出た(水の供給が回復してからリセット)
  • 夏場に高温・長時間で連続使用した後に140・143が出た(機器を十分冷ましてからリセット)
  • 強風・台風の翌朝に162(排気温度異常)が出た(排気口周辺の目視確認後にリセット)

一方で、同じコードが48時間以内に2回以上出る場合は内部部品の劣化サインと捉えてください。リセットを繰り返すことで別の部位に負荷がかかる可能性もあるため、2回試して改善しない場合は操作を止めて業者へ連絡してください。

ガス機器の修理をDIYで行えない法的な背景

インターネット上には「給湯器を自分で分解して部品を交換した」という情報が見つかることがあります。このような作業は安全面だけでなく法令上も問題があります。ガス配管への接続・機器内部の修理は「ガス事業法」「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」等の規制があり、液化石油ガス設備士・ガス機器設置スペシャリスト等の資格を持つ者が行う必要があります。無資格での施工はガス漏れ・爆発・一酸化炭素中毒の原因になるだけでなく、火災保険の適用外になる可能性もあります。

ユーザーが安全に行える応急処置の範囲は以下に限られます。

  • 給湯器の運転スイッチをオフにする
  • ガス元栓・ガス栓を閉める
  • 給水側の止水栓を閉める
  • 屋外から見える排気口周辺の障害物(落ち葉・ゴミ等)を取り除く
  • 電源プラグ式の機種はコンセントを抜く

給湯器本体のカバーを開けて内部の部品を確認・清掃しようとする行為も、機種によっては保証規定に抵触することがあります。不明な点はパロマのカスタマーセンターに症状を電話で伝え、対処範囲を確認した上で行動してください。

修理か交換かを費用で判断する基準

エラーコードへの対応で業者に診断を依頼すると、「修理」または「交換」の提案を受けることになります。どちらを選ぶかは、給湯器の年数・故障の程度・修理費用の3点を組み合わせて判断します。

修理を選ぶのが合理的なケース
  • 製造から7年以内で保証期間が残っている
  • 故障箇所が単一部品(センサー・電磁弁・基板の一部)の交換で済むと診断された
  • 修理見積もりが4〜6万円以内に収まる(機種・交換部品によって変わる)
  • 補修部品の在庫があり、メーカーの部品保有期間(通常10年)内である
交換を検討すべきサイン
  • 製造から10年以上が経過し、補修部品の入手が難しくなっている
  • 今回の故障箇所に加えて他の部品の劣化も疑われると業者に指摘された
  • 修理見積もりが給湯器本体の新品価格の50〜60%を超えている
  • 同様のエラーコードが1年以内に複数回出て修理費が累積している
  • パロマの公式サイトでリコール対象機種に該当することが判明した

給湯器の交換費用(本体+設置工事)の目安は、一般的な家庭用(16〜24号・追い焚きなし)で8万円〜18万円程度、追い焚き機能付きや高効率型(エコジョーズ等)では15万円〜30万円程度です。設置条件(屋外壁掛け・浴室乾燥機一体型・配管の引き回し等)によっても変わるため、これはあくまで参考の範囲です。

一般社団法人日本ガス石油機器工業会が公表している家庭用ガス給湯器の標準使用期間は10年です。製造から10年を超えた機器は部品の確保が難しくなり、修理の都度コストが積み重なりやすくなります。型番シール(給湯器本体の前面または側面に貼られています)に製造年が記載されているため、エラーコードが出た機会に確認しておくと、修理・交換の判断が速くなります。

業者への相談と見積もりを進める手順

エラーコードへの対処が自分の範囲を超えると判断したら、早めに専門業者へ連絡することがお湯が使えない期間を短くします。連絡前に、型番・製造年・表示されているコードの番号・エラーが出た状況をメモしておくと、やり取りがスムーズになります。

パロマ公式のサポート窓口

まずメーカーのカスタマーセンターへ連絡すると、症状に応じたアドバイスを受けられます。保証期間内であれば無償修理の対象になる場合があり、最初の確認先として有効です。

受付型の修理・交換サービス

ネット経由で相談・見積もりを受け付けるサービスとして、当サイトが情報を掲載している「お湯が出ない.com」があります。給湯器・お湯トラブルに特化した窓口で、公開情報によると全国対応・24時間受付の体制をとっています。具体的な費用感や対応範囲の詳細は公式サイトで確認してください。

「街角水道工事相談所」は水回りトラブル全般を扱う受付型サービスです。給湯器まわりの修理・交換相談にも対応しており、複数業者から見積もりを集めたい場合の選択肢として活用できます。

見積もり確認のポイント

見積もりを受け取ったら、費用の内訳(出張費・診断費・部品代・工事費)が明示されているかを確認します。「今日中に決断すれば割引」といった急かしへの対応は慎重にしてください。複数社から見積もりを取る場合は、同じ作業内容・条件で比較できるよう症状と希望作業内容を統一して伝えることがポイントです。

よくある質問

Q. エラーコードが自然に消えたが、そのまま使い続けてよいか?

表示が消えても、コードが出た原因は残っている場合があります。特に900番台が一度でも出た場合は、業者による安全確認を受けてから再使用してください。111・140系のコードが消えた後1か月以内に再発するようであれば、内部部品の劣化が進んでいると考えて業者に診断を依頼してください。

Q. リモコンに何も表示されないのにお湯が出ない場合は?

エラーコードなしでお湯が出ない場合、以下を順に確認してください。ガス栓が開いているか、他のガス機器(コンロ等)も使えない状態か(使えなければガス供給の問題)、給水側の止水栓が閉まっていないか、リモコンの電源が入っているか(電池切れを含む)、給湯温度設定が適切か。これらを確認しても解決しない場合は業者へ連絡します。

Q. 賃貸住宅で給湯器にエラーが出た場合、修理費用は誰が負担する?

賃貸物件では、設備として備え付けられた給湯器の修理・交換は原則として貸主(大家・管理会社)の負担です。エラーが出たら管理会社か大家へ連絡し、指示に従ってください。入居者が自己判断で業者を手配した場合、費用の負担をめぐってトラブルになることがあるため、連絡前に独自で業者を呼ぶことは避けてください。

Q. パロマのリコール対象機種かどうかはどうやって調べる?

型番をパロマ公式サイトの「お知らせ・リコール」ページに入力する方法と、消費者庁の「リコール情報サイト」で製品名・型番を検索する方法があります。型番は給湯器本体の正面または側面に貼られたシールに記載されています。製造から10年以上経過した機種を使用している場合は、一度確認しておくことをお勧めします。

Q. 給湯器の定期点検はどれくらいの頻度で行うとよいか?

パロマを含むメーカー各社は定期的な点検を推奨しています。設置から5年を超えた機器については、2〜3年に1度の業者点検が目安の一つです。点検費用は業者によって異なりますが、数千円〜1万円台が一般的な目安とされています。ユーザーが取扱説明書の指示に従って自分で実施できる作業としては給湯器フィルターの掃除があり、定期的に行うと燃焼効率の維持につながります。

まとめ:エラーコードの番号から次の行動を決める

パロマ給湯器のエラーコードへの対処は、番号のグループで判断します。

900・901(不完全燃焼)は人命に直結するコードです。リセットで表示が消えても再使用せず、業者の安全確認を最優先にしてください。160・762などのセンサー・電気系のコードは業者への連絡が先決で、自分で解決しようとする操作を重ねることは状況を悪化させる可能性があります。111・140・143などの燃焼・安全装置系のコードは、状況を確認した上でリセットを1〜2回試し、改善しなければ業者につなぐという流れが適切です。

修理か交換かの分岐点としては「製造から10年」「修理費が交換費の半額超」という2つの基準が実用的です。業者を選ぶ際は、見積もり無料・費用内訳の明示・作業後の保証が揃っているサービスを選ぶことで、後から想定外の追加費用が発生するリスクを下げられます。

エラーコードは機器の状態を伝えるシグナルです。番号から行動を決める判断軸を持っておけば、いざ表示が出たときに落ち着いて次の一手を選べます。

住まいレスキュー比較 編集部
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